2015-11-16
先週はプロ野球の秋季キャンプ、2球団に行ってきました。
例年ながら、「追い込む?」練習というか、バテバテにする練習が目立ちます。
そしてもちろん、なが~い練習時間。
〇〇〇本スイング、〇〇本ダッシュ、〇〇時間特守・・・・・。
シーズンでの成績が思わしくなかった球団は、特にそんな記事が目立ちます。
選手の側と話をすれば、この長時間の練習を「いかに抜くか?」のコメントをよく耳にします。
反対の側からのコメントは、「ある程度やらせないと、本人任せにしていては出来ない。」と、なります。
確かに、幼少の頃から指示を与え続けられた環境で育った野球少年が大多数であると思うので、急に自分で考えてと言われても、出来ないのかも知れないですね。これが、野球だけに限らず、スポーツだけに限らず、教育上の大きな問題ですね。なので、「やらせないとダメだ。」となってしまう。
ただ、それでは子ども扱いというか、信頼関係がないというか、いつまでも人として成熟しない、出来ない環境を助長してしまうのではないか?と思います。
MLBでは秋季キャンプなど存在しないし、それぞれが来シーズンに向けて、休養、静養もして、厳しい競争に備えるわけで、そこには強い「自己責任」が存在します。
「猛練習」は、アスリートに大切な「感性」や「感覚」を養っているようには見えず、互いに時間を費やし、「ここまでやった」感を共有しているように見えてしまいます。。。
今の指導者も、選手時代にはブツブツ言いながらしていたはずなのに、それも必要だった!と、思ってしまうのでしょうね。
会社に置き換えても、ともかく長く働いていれば、ちゃんと仕事をしている。そういう循環をしないようにしなければ・・・。