2012-08-20
夏の甲子園は佳境を迎えています。
ここから勝ち上がるのは、チームとしての『ガソリン』がどれだけ残っているか?それが大きいかと思います。
夏の大会の勝ち上がりには傾向があるよう思います。
①春の選抜に出場して、既に経験をしている。②組合せで2回戦から登場している学校。夏の甲子園の場合は日程的にかなり有利です。③そしてピッチャーが複数いる。そうなると、今年の場合は選抜決勝戦の2校となりますね。
大阪代表は背番号10番の存在が大きい。彼がいるから、エースの「ガソリン」にまだ余裕があります。
奪三振の凄かった松井君は、一躍時の人になりました。ヒーローを作りたいマスコミの格好のネタです。こうして、毎年の如く、「熱投〇〇〇球」って、出るわけですから。
特に投手にとっては、この大会は「将来の寿命を縮める選手権」だと思います。
「何試合でも行きます!行けます!」って、言うのが、言わせるのが日本ではスタンダードですが、自分を守るためには「ムリです。」って、言えればいいんだけど。難関ですね。
今年、若くしてメジャーに渡った有名選手は、中学の時も、高校の時も、連投は極力しなかった。自己主張を当時からしていたんです。その時は、それを悪く言う人もたくさんいました。でも、結局、結果的に彼は自分を守ったんです。普通は中々出来ないですよね。でも、そうしなければ自分の将来に影響するんです。それを少しでもわかって欲しい。
甲子園大会を見ていると、「痛々しい」
と表現する方がいました。
将来ある選手たちには自己主張を覚えて欲しい。18歳の少年のクラブ活動ですので。